仁義なきジンギスカンカバー列伝

-はじめに(読み飛ばすべき文章)

こんにちは、tatsuakichaosと言う名でインターネットにいる中年男性です。
普段はvivaldi socialで便所の殴り書きみたいなことをノタマったり
欲望の赴くままに暴飲暴食暴料理をしたりしている。
なんかえとねるんとか言うMisskeyサーバーの管理人が
アドカレの枠全然埋まってないのでアンチでもいいから参加してください。」とか
言っているのを見てしまった。
11月半ばに本アカウントもえとねるん管理人にフォローされるも
「うわなんだこれ、フォローされたけど無視しよう」と思って放置していたので
俺は消極的アンチであると言えよう。参加するならもってこいの立ち位置だ。
と言うことを行徳の餃子の帝王ではち切れるほど餃子を食い、泥酔の最中に
思ってしまい、ノリで参加しないとダサい空気を自分で作ってしまった。
というわけでこの記事は「えとるねん Advent Calendar 2024」の6日目の投稿枠と
なっている。はい、言い訳と状況説明終わり。
なおこの記事はYOUTUBEのURLがモリモリ貼られ、それがメインコンテンツなので
「n分で読めます」的なアレがバグっており大変タイパが悪い。かくごしろ、もしくは引き返せ。

-キミはジンギスカンを知っているか?

ジンギスカンと言う曲がある。あなたは知っているだろうか。
「ジンジンジンジンジンギスカン」の方ではない、「ジン ジン ジンギスカーン」の方である。
ついでに言うならば「ジンギスカンのジンギスカン」である。
まぁまずは聞いてみてくれ。

ジンギスカンって言われると北海道のラム肉のアレを思い出すが、これはモンゴルの初代皇帝
チンギス・ハンについての歌である。ミカエルがマイケルになるみたいなやつだと思う。
と言っても俺は学がなく歴史とか時系列に疎いのでそこについては掘り下げる気はない。
とにかくこの曲の面白いところは
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌う。
と言う点である。(総国数2)
そう、これはドイツのポップスなのだ。(どうやら西ドイツらしい、しらんけど)
1970年代は世界的なディスコブームなこともあり、その圧倒的ダンスのうまさや
見た目の派手さも後押しし、この曲は世界的に売れに売れた。
そしてこの頃に曲が売れるとどうなるか、世界中でカバー曲が作られるのである…。
ビートルズの涙の乗車券とかミスター・ポストマン的なアレだと思ってもらいたい。(時代は違うけど)
海を超え、本当に世界色んなところでカバーされたのでそれらを紹介するのが今回の記事の趣旨である。
いや、導入長いなー。
というわけであらためていってみよう、「仁義なきジンギスカンカバー列伝」だ。

※以降の記事中についてジンギスカン(グループ名)とジンギスカン(曲名)が紛らわしいので
グループ名についてはジンギスカン、曲についてはドイツ語表記のDSCHINGHIS KHANで統一する。
とはいえ書き殴っているので表記ミスあっても雰囲気で察してください。

-①マルコポーロ – DSCHINGHIS KHAN

まずDSCHINGHIS KHANは海を超え…そうな雰囲気を出すことにした。
マルコ・ポーロによる英語版カバーのDSCHINGHIS KHANである。
マルコ・ポーロってことはイタリアのユニットなのか?と思わせておいて本家ジンギスカンと同様
こちらもドイツのグループだ。この頃の(西)ドイツ人自国のこと嫌いだったのかな…。
正直マルコ・ポーロについては「ジンギスカンの他の曲とか含めてカバーをやってた人たち」以上の情報がない
特徴としては英語版カバーであることぐらいです。とりあえずはね。
この曲は
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌った曲

をドイツ人がイタリア人の世界を旅した商人の名前を意味するユニットを組んで英語で歌った曲
になる。(総国数4)
この記事の趣旨わかってきた?こういう感じでやっていきます。

-②The Fevers – Genghis Khan

そしていよいよDSCHINGHIS KHANは海を超える…と言う話したいんだけど時系列とかわからんので
時代とか無視して恣意的にいきます。
これはブラジルのユニットThe FeversのDSCHINGHIS KHANカバー。1980年の作品っぽい。
とはいえ正直適当に検索して見つけただけだしwikipediaもポルトガル語版にしか記事がなくてよくわからん
こういうよくわからんカバーがたくさんあるけど俺のコメント力はもつんだろうか…?

この曲は
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌った曲

をブラジル人の英語名のユニットがポルトガル語で歌った曲
になる(総国数5)
いいですね、順調に国境を超えてきていますよ。

-③Royal Sprites – เจงกิสข่าน 

そしてついにDSCHINGHIS KHANはアジアへの上陸を果たす…帰郷っちゃ帰郷。
いよいよ曲名が読めなくなってきた。タイのバンドによるカバーバージョン
ねっとりとしたギターがタイポップのいぶきをかんじさせてとてもいいですね。と言う感じ。
おそろしいことにコメントの語彙もわかんなくなってきた。
この人たちはspotifyに曲が存在するのが確認できたので息が長いのかもしれない。

この曲は
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌った曲

をタイ人の英語名のバンドがタイ語でカバーした曲
となる。(総国数4)

-⑤ 林子祥 – 成吉思汗

ついに全部漢字になってきた。香港の林子祥(ジョージ・ラム)による広東語カバー。
突然香港映画のEDが流れてNG集でも流れると思った?残念DSCHINGHIS KHANのカバーでした!!
と言う感じの一曲。
個人的にはここでしか摂取出来ない勢いがあってお気に入りのカバーである。

この曲は
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌った曲

を香港(当時英国領)の歌手が広東語(中国)でカバーした曲
となる。(総国数4)
結構無理やり解釈も踏まえたけどまぁ意外と総国数は伸びませんでした。
でもそういうのじゃないから、DSCHINGHIS KHANは心だから…。

-⑥מרדכי בן דוד יידן – Yidden

刮目せよ、ついに我らがDSCHINGHIS KHANは国境の垣根を超えた!
מרדכי בן דוד יידן(モルデハイ ベン ダビド)によるユダヤ語カバーだ。
ユダヤ語にはバリエーションが多数あるんだけど独自に構成し直したもので歌ってるとのこと。

もう国境のことなんて考えるのはやめよう。
世界は広いから。
定義なんてしきれないから
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌った曲

をアメリカ在住のユダヤ人が独自に編成したユダヤ語で歌った曲
となる。(総国数、ロマンに任せるしかない)

-日本でのDSCHINGHIS KHANカバーについて

そんな世界各地にあるジンギスカンカバーはもちろん日本語だって存在する。
しかもジンギスカンブームにおいて作詞された日本語歌詞実は複数種ある。
とりあえず観測できた範疇から3バージョン紹介しようと思う。
多分ゴチャゴチャするので動画埋め込みじゃなくリンクでお送りする。
気になったものを各自開いて聞いてみてほしい。

①山本伊織版
今のDSCHINGHIS KHAN日本語カバーシェア率9割超えの歌詞である。
と言うより現代に残った唯一の日本語詞。なぜか後世の人はみんなこれでカバーをする。
最初にカバーしたのは川崎麻世5カラットである、おそらくほぼ同時期のリリース。
あとは有名どころだとBerryz工房がカバーしたりもしている。
とにかく有名でありなんとあのSMAPがジンギスカンをコンサートでカバーしたときもこの歌詞で歌っているのだ。
内容としてはチンギス・ハンの話は一切なし、奪い取ってやる感のある血の気の濃いラブソングと言う感じ。
人気マンガの男性アイドル主演の実写映画化みたいな歌詞である。
サビ前の「黄金(こがね)をつかむのさ」と言う歌詞から”欲”が感じられる。
なんでこの歌詞で女性アイドルグループに歌わせようと思ったんだろうね…。
SMAPはジャニーズの先輩リスペクトからだと思うけど。

②Christian Dorn版
これについては原たかし&バットマンズのみで確認されているマイナーバージョン。
内容はチンギス・ハンの自己紹介から始まるものの突然ストレー(ッ)トパンチが飛んだり
サビが英語詞そのままだったりする。
例えるなら70年代にやっていた劇画原作の「まんがチンギス・ハーン」があったら
主題歌はこんな感じだろうなみたいな歌詞。
アレンジにも当時のアニソンっぽさがあるのがなおさらそれっぽいんだろうな。

③浅川佐記子版
これについては現時点で参照できる資料がほとんどなく、俺も探している状態である。
唯一曲が聞けるのはレコード通販サイトの試聴コーナーのみの珍盤も珍盤である。
確認されている歌手は渋谷哲平とザ・モンゴルズのみである。
っていうかザ・モンゴルズ版のジャケットさ、

なんでクリムゾンキングの宮殿のパロディなの?
と歌詞以外のところに茶々を入れたくなる程度には歌詞の情報がないです。


というわけで思わず書き殴ってしまった…誰が最後まで読むんだろうねこの記事。
と言いたいところですが待ってほしい。
最後にこの曲の話をさせてほしい。

-EX. レニングラード・カウボーイズ ジンギスカン

正直これの話をするためにこの記事を書き始めたと言ってもいい。
随分長い旅路になってしまったなぁ。それももう終わる。
共産趣味のフィンランドのバンド、レニングラード・カウボーイズによるカバーである。
これまで可能な限り現地の言葉で曲名や歌手名を記載してきたがこれについては日本語で記載した。
なぜなら彼らの出したアルバムMONGOLIAN BARBECUEの日本盤のみのボーナストラックとして
収録された曲だからである。
メンバーの一人が日本人女性と結婚したことから産まれたこの歌詞は海外のバンドでは到底出せないような
パンチラインが大量に入っており、にも関わらず勢いのままに日本語非ネイティブ者に絶叫しながら
歌われるせいで、何言ってるかギリギリ聞き取れないと言う絶妙なバランス。
そう、これまで説明してきた世界各地のDSCHINGHIS KHANカバー、そして複数種ある日本語カバー
どちらの要素も含まれた完全栄養DSCHINGHIS KHANと言ってもいいと思う。

さてあらためて、この曲は
ドイツの人たちがモンゴルの皇帝の名前を意味するユニットを組んでその皇帝の凄さを
踊り狂いながらドイツ語で歌った曲

をフィンランドのロシアの地名含む英語名のバンドが日本語で歌う曲
となる。(総国数6)
おいおいパスポートどうなってんだこいつ…。

-さいごに

というわけで俺が書きたいことは全部書きました。
えとねるんの管理者桜木茉莉花氏へ
よくわからない消極的アンチのアドカレ参加を許してくれてありがとうございました。
これでよかったんだろうか?
タコスブログとして作ったブログにジンギスカンの話をさせやがって!
これからもフォローはしません。




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