情報鎖国によって生み出される、無知という罪

ガザにおける惨たらしい弾圧と虐殺がはじまってから1年が過ぎた

2年目のクリスマスを迎えようとしており、シリアでも特定の宗教に対する弾圧が始まっている

ハロウィンの時も同じ気分になったが、この国の大半の人々は自分たちが祝い事に参加することにしか意識が向かない

同じ空の下で、無辜の民が成すすべもなく虐殺されている事実を知ろうとも、悼もうともせず、クリスマスだとかの自分たちには関係のない信条の祭りで浮かれている

もちろん、世界でそういう祝い事を気兼ねなく行える時代がくるのが最も最良ではあるがそうもいかない

SNSというものは良くも悪くも便利なツールで、エコーチェンバーという現象により自分にとって辛いことや悲しいこと、見たくもない世の中の諸問題を容易く隠すことができる

SNS時代に気をつけたい「エコーチェンバー」「フィルターバブル」とは

現実を見ようともせず、目を背けて、それが自分たちに降りかかる可能性すらも考えようとしない

師走は1年のうちで最も忙しい時期でもある
普段考えられないことですら、益々考えられなくなるだろう

そうした中で、(Vivaldi Socialではなく)とある国産SNSでだが、下記のような投稿をしてくれている方々に敬意を評したい

ガザの虐殺が1日も早く終わることを願いながら、イスラエル支援企業への不買を無理なく続けていこうと思う

イスラエル支援企業のリストと不買運動のススメ – 場末の雑文置き場

言語鎖国からの情報鎖国というハンデを背負わされた、未だに占領されていることにさえ気付かない国民の悲しい性と言えるのかもしれない

毎日見ていると病んでしまうため、時々で構わない
ガザで子供たちが受けている惨状について調べてみてほしい

食べ物を意図的に制限され、手足を奪われ、命を奪われ、家族が慟哭している
それもまた、現地の人々が見ている世界の、ほんの一握りでしかないのだ

こういうことを言うとハマスがどうのと反論してくるズレた輩がいるが、子供はテロリストではない
意図的に民間地を―女性や子供を狙っている=これは深刻な差別であり、民族浄化なのだ
欧米から最も差別されるアジア圏では、他人事には決してできない問題なのである

SNSには思考を操作しようとする仕組みが加えられているものが多い
私自身も気をつけたいと思う